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UX組織の成長
組織においてUX専門家が増えているとされるからと言って、それは必ずしもユーザーエクスペリエンスの改善に取り組んでいる人が増えたということではありません。ユーザーエクスペリエンスという言葉がより広く定義されるようになっただけという可能性もあるでしょう。誰がUX専門家を名乗るべきなのか、また、どこからどこまでの範囲をユーザーエクスペリエンス関連の職業とするのか ― これは長年続いている議論です。
2015年9月4日 -
Medium – Information Architecture Summit Closing Plenary
ピーター・モービル氏が、2014年の Information Architecture Summit のクロージング・プレナリーにおいて講演した内容です。モービル氏より翻訳の許可を得てここに掲載します。
2015年7月6日 -
あるとよい機能はない方がよい
ユーザーが求める機能をすべて盛り込むと、当然UIは複雑になり、誰にとっても使いにくいものになります。製品を成立させる中心的な機能、およびそれを他の製品と区別する特徴的機能がしっかりと作られているなら、それ以外の機能は少ない方がよいのです。
2014年4月11日 -
UXデザインプロセスについての考え方
UXを向上させるためには、Try(試しにやってみる)と Catch(状況を把握して分析する)のセットを反復的に行うことが大切です。現在のウェブ/クラウドベースのサービスは常に Try と Catch が繰り返され、無期限に開発プロジェクトが継続します。そこではサービスの完成というものはなく、常に方向性を見直しながら生き物のように育てていかなければいけません。
2014年4月4日 -
来日直前 マーク・レティグ氏への一問一答
UX戦略フォーラムでの講演のために来日するマーク・レティグ氏に、最近携わっているプロジェクト、欧米やアジアでのUXの広がり、UX戦略フォーラム来場者へのメッセージを伺いました。
2014年3月4日 -
メタファからイディオムへ
UIデザインの本質的な要素の捉え方について、メタファとイディオムという観点から掘り下げてみます。またそこから導かれる、開発プロジェクトにおけるUIデザインの位置づけについても考えてみます。
2013年8月13日 -
ウェブアプリにアンドゥ機能をつけてユーザーの操作ミスを減らす
これからはウェブアプリケーションにもアンドゥ(取り消し)機能がもっと必要になってくるのではないかと思います。そこで今回は、アンドゥ機能の意義と、ウェブアプリにおける簡単な実装方法を解説します。
2013年5月17日 -
フラットデザインはUIを進化させるか
ウェブやアプリのデザイナーであれば、ここ1〜2年のUIトレンドであるフラットデザインについてすでによくご存じだと思います。すでにこのトレンドを意識して実践しているかもしれません。今回はフラットデザインの特徴とそのポテンシャルについて考えてみます。
2013年5月2日 -
実践して分かったモバイルファーストの本当の利点
最近のプロジェクトで、まず先にモバイル向けサイトから着手し、そのデザインが固まった後にPC向けサイトをデザインしました。この進め方がお客様とのやり取りや最終的なデザインの質に功を奏したので、プロジェクトを振り返って感じたことをまとめてみます。
2013年4月24日 -
サイトのモバイル対応パターン
ウェブアプリ/サイトをモバイルに対応させるにあたっては、サービスをどのような位置づけにするのかという観点からデザインの方向性を考えなければいけません。今回は、いくつかの有名企業のPC向けサイトとモバイル向けサイトを比較しながら、「サイトのモバイル対応パターン」を紹介したいと思います。
2013年4月19日 -
iPhone の当たり判定を検証した
モバイルデバイスの操作性を高める上では、タッチに対するUIの反応を慎重にデザインする必要があります。その際、OS や標準コンポーネントの特性を知っておくことで、アプリやウェブを一層洗練させることができると考えています。
2013年4月10日 -
ジェスチャ操作の意義と課題
ここ数年、スマートフォン、パソコン、家庭用ゲーム機などで、ジェスチャによる操作が多く取り入れられています。ソシオメディアではタッチデバイス向けのUIデザインやユーザー調査を数多く行っていますが、それらのプロジェクトを通じて検討、実践したことをもとに、ジェスチャ操作の意義と課題について少し整理してみたいと思います。
2013年4月5日 -
iOS6 Mobile Safari : ローテーションで余白が生じる現象への対処
iOS6 特有の不具合に出くわしました。スマートフォン向けのいくつかのウェブサイト/アプリケーションに同様の現象が見られましたので、不具合解消の一助になればと思い、現象の発生条件と対処法を紹介させていただきます。
2012年10月12日 -
モードレス・ユーザーインターフェース
ソシオメディアは、良いUXを実現するためのアプローチとして、モードレス・ユーザーインターフェースを提唱しています。私達が実践に努めているモードレスUIデザインの方法論をまとめてみます。
2012年9月3日 -
World IA Day 2012 Tokyo で講演しました
2012年2月11日に開催された「World IA Day 2012 Tokyo」で、「ユーザー理解に合わせたユーザーインターフェイスデザイン」というタイトルの講演をいたしました。
2012年2月16日 -
『デザイニング・インターフェース 第2版』プレゼント
ソシオメディアが監訳した『デザイニング・インターフェース 第2版 ーパターンによる実践的インタラクションデザイン』を発行元のオライリージャパン殿のご厚意により、10名様にプレゼントいたします。
2012年1月25日 -
『デザイニング・インターフェース 第2版』を監訳しました
『デザイニング・インターフェース 第2版』の監訳を担当いたしました。第2版では新しく多くのパターンが追加されていますが、全体の構成についての再整理もなされており、既存パターンの章移動、名称変更、統廃合など、網羅的なリファレンスとしての価値を高めるために積極的な変更が加えられ、同種のテーマを扱う他文献よりワンランク上の存在となっているように感じます。
2012年1月13日 -
UIデザインにおける「ユーザーの学習」を考える
私たちが各種のサービスやシステムを設計する際には、どのような人が、どのような経験をもとに使われるものであるかを最初に定義するところから始めます。
2011年11月7日
経験とは日々更新されてゆくもので、そうして経験が更新されてゆくこと、それがすなわち学習ですが、システムの使い方をユーザーにどのように学習してもらうのかについても考えて設計する必要があります。 -
「国立国会図書館サーチ(開発版)」のUIデザインコンセプト
国立国会図書館サーチは、国内にある豊富な「知」を活用するアクセスポイントとなるサービスです。この意義深いシステムの初期バージョンのUIをデザインするにあたり、ソシオメディアは次の2つをコンセプトとして提案しました。
2011年10月28日 -
iPad用電子書籍アプリが抱えるUI上の問題(1)
iPad用の電子書籍や電子雑誌(電子本)が続々とリリースされています。様々な書籍や雑誌をiPadひとつで読めるのはたいへん便利なのですが、ユーザビリティの観点から見ると、現状は大きな問題が発生中です。
2010年9月1日 -
タブレットに見るソーシャルなデバイスの可能性 (2) ~ iPad でその可能性を確信 ~
4月12日に開催されたTechCrunch Japanが主宰するStartup Meeting vol.4 のテーマは「iPad 登場で何が変わるのか?」。私も参加しましたが、なにより会場に詰めかけた超満員のお客さんの多さにびっくり。皆さんのiPadへの期待の熱気が充満しておりました。会場には自分のiPadをもってきた方が5,6名ほどいらっしゃって、ラスト1時間の懇親会では、iPadを中心にした輪がいくつもできました。
2010年4月28日 -
タブレットに見るソーシャルなデバイスの可能性
iPad の写真やジョブスのプレゼンのビデオをみたり、1月の CES での Plastic Logics 社の QUE のデモビデオをみていると、ハンディでありながらノートパソコンやネットブックとは違う物理的な特徴に気が付きます。ノートパソコンキーボードとディスプレイがあるため、使っているときは横からみると「く」の字のようになりますが、iPad や QUE は文字入力や操作はタッチで行うためキーボードやマウスがなく、単なる「板」です。この板のような形状からこれらをタブレット・コンピュータ(あるいは単にタブレット、またはスレートという人もいる)といいます。
2010年3月8日 -
UIの混在による混乱を救いたい
iPhone以後、タッチUIを採用したケータイは多数出ましたが、いずれもむしろ使い勝手を悪くしているようです。タッチとキー、ボタンとジェスチャー。複数のUIが混在したときのインターフェースは、とても混乱しやすいのです。今の世の中の多くのシステムでこの混乱が起きています。
2009年12月25日 -
GUIでないUIのデザイン
ケータイやテレビ、ゲームなど、世の中にはポインティングデバイスを使わないインターフェースがたくさんあります。しかしながら、マウスを使ったGUIの影響が強く、タッチ、キー、ボタンなどのインターフェースに適していないデザインになっていることが少なくありません。
2009年12月25日 -
IxEdit はウェブのインタラクションデザイン・ツール(その3)
インタラクションを構造化して編集可能にし、また複数のインタラクションをまとめて管理できるようにしたツールは、他にほとんどないと思います。ここでは、IxEdit の背景にある設計コンセプトと、それがどのように IxEdit のユーザーインターフェースに反映されているかを説明します。
2009年10月23日 -
IxEdit はウェブのインタラクションデザイン・ツール(その2)
IxEdit の特徴は何といっても、IxEdit 自体が DOM スクリプティングによって作られた JavaScript ベースのツールであり、編集対象のウェブページに埋め込んで、ブラウザの中で直接そのページのインタラクションを作成できるという点です。
2009年9月28日 -
IxEdit はウェブのインタラクションデザイン・ツール(その1)
ソシオメディアは、ウェブページに簡単にインタラクションを追加できるデザインツール、「IxEdit」(アイエックスエディット)を公開しました。IxEdit は、JavaScript のコーディング無しに素早く DOM スクリプティングを行うことができる、デザイナーとエンジニアのためのツールです。ここでは、その概要や開発動機、製品に込められたコンセプトなどについて解説していきます。
2009年9月10日 -
情報アーキテクチャの新たな領域
昨今、ウェブデザイナー/ウェブ担当者の間では、情報アーキテクチャという言葉が普通に使われるようになりました。しかし、私たちソシオメディアが日頃様々な情報システムのデザインコンサルティングを行う中で感じることは、「情報アーキテクチャ」において必要とされるデザインの領域が、一般的に考えられているものから、かなり変化してきているのではないかということです。
2009年8月11日 -
HTML5 でウェブはアプリケーションプラットフォームに(その3)
最近 HTML5 という言葉を技術系のメディアなどで盛んに見かけるようになりました。HTML5 とはその名のとおり、W3C が仕様策定を進めている HTML の次世代バージョンです。しかし一般的に HTML5 と言った場合には、単なる HTML のバージョンというよりも、周辺技術仕様を含めた「次世代ウェブ標準」といった広い意味で捉えられるようです。
2009年8月10日 -
HTML5 でウェブはアプリケーションプラットフォームに(その2)
ウェブにおけるインタラクションは、基本的に、ページ単位で表示内容を切り替えながら操作を進めていくという紙芝居のようなものです。これはデスクトップアプリケーションがもつインタラクションの多様性やスムーズさにくらべるととてもぎこちないものです。とはいえ徐々にですが、近年、ページの再読み込みなしに JavaScript を使って表示内容の一部を動的に変更するような表現が増えてきました。
2009年7月31日 -
HTML5 でウェブはアプリケーションプラットフォームに(その1)
2009年7月7日、Google は、同社のブラウザである Google Chrome をベースにしたオープンソースのOS、Google Chrome OS を発表しました。このOSがプリインストールされたPCが市場に登場するのはまだ先のようですが、このOSでは、Windows に代表される従来のパソコン向けOSと違い、アプリケーションは基本的にウェブベースであることを前提としています。ユーザーにとっては、もはやデスクトップアプリケーションとウェブアプリケーションの区別は無くなるのかもしれません。
2009年7月8日 -
読書体験のクラウド化
アマゾンが Kindle の発売によって実現したのは「持ち歩ける電子書籍」です。しかし実はそれよりもはるかに重要なのが、同時に行った「本のクラウド化」です。
2009年6月10日 -
Kindle 2 のユーザーインターフェース(その3)
ポインティングデバイスを使わないUIに、GUI の「ボタン」や「ダイアログ」の引用をすると無理がでます。ケータイが持っているのと同じ課題を、Kindle 2 も抱えています。
2009年6月2日 -
Kindle 2 のユーザーインターフェース(その2)
ボタンの配置やボタン同士の位置関係が、自然に情報間の関係を示すようになっていると、ユーザーはあまり意識せずに操作ができるのですが、そうでない場合は操作がしにくかったり、心理的な負担が増大します。Kindle 2 のボタンにも、そうした課題があります。
2009年5月25日 -
Kindle 2 のユーザーインターフェース(その1)
米 Amazon が開発・発売している読書専用端末Kindle(キンドル)は、今年初めにKindle 2 となり、またつい先日 Kindle 2 の大判である Kindle DX も発表になりました。ここでは、旧 Kindle との比較から、Kindle 2 のインターフェースについて述べてみます。
2009年5月19日 -
iPhone 向けソシオメディアサイト構築の裏話(設計編)4
PC向けのサイトとは別にわざわざ iPhone 向けのデザインを作る以上、PC向けのサイトが提供しているコンテンツや機能は全て iPhone からもアクセス可能にする必要があると考えました。
2009年4月24日 -
iPhone 向けソシオメディアサイト構築の裏話(設計編)3
ソシオメディアの iPhone 向けサイトでは、「外を移動中のユーザーが、すぐにソシオメディアにアクセスできる。」を基本のデザインコンセプトとすることにしました。例えば、ソシオメディアのオフィスを訪問しようとしている人が途中で道に迷った時にすぐにソシオメディアに電話がかけられるとか、フォームからメールを送信できるとか、地図を確認できるといったことが重要だと考えました。
2009年4月17日 -
iPhone 向けソシオメディアサイト構築の裏話(設計編)2
iPhone 向けのウェブサイトを作る上では、まず iPhone らしいユーザーインターフェースにすることが重要だと考えました。そのためには、主に次のふたつの設計作業が必要になります。UIの要素を減らすことと、iPhone の標準的なデザイン言語を使うことです。
2009年4月14日 -
iPhone 向けソシオメディアサイト構築の裏話(設計編)1
iPhone の日本での発売が2008年6月に発表された直後、ソシオメディア社内で小さなプロジェクトが開始されました。ソシオメディアのウェブサイトを iPhone に最適化するというプロジェクトです。
2009年4月13日