16. フィッツの法則
Fitts’ Law
パソコンで画面上の要素をマウスなどで指し示すのには、現在のポインターからの距離が小さくターゲット面の奥行きが大きいものほど短い時間で済み、ポインターからの距離が大きくターゲット面の奥行きが小さいものほど長い時間がかかる。つまり近くて大きいものほどポイントしやすく、遠くて小さいものほどポイントしにくい。
また通常、マウスカーソルはスクリーンの端で止まるようになっているので、スクリーンの端にあるものはターゲット面が非常に大きな奥行きを持つのと同じことになり容易に指し示すことができる。
以上のことから、パソコンのスクリーンでは、
- 現在ポインターがある場所
- スクリーンの四隅
- スクリーンの上下左右の端
- 面積が大きくポインターから近いもの
- 面積が小さくポインターから遠いもの
の順に指し示しやすいと言える。
この法則はタッチパネルにおいても応用でき、現在の指の位置から近くて面積が大きなものほどタッチしやすいと言えるだろう。