メーカー品質管理部門におけるユーザビリティ品質ガイドラインの策定
- メーカー
2017年
メーカー提供モバイルアプリケーションのユーザビリティ品質をチェックするためのガイドラインを策定しました。また品質管理部門メンバーに対し、ガイドラインの基礎となるユーザビリティ原則とユーザビリティチェックの考え方についてレクチャーを行いました。
チャレンジ
これまで主にハードウェアを扱ってきた品質管理部門が、製品の中で重要な位置を占めるようになってきたソフトウェアの品質について、その問題点を適切かつ論理的に指摘することができるようにするための基準を求めていました。そこで、まずはユーザビリティにおける品質ガイドラインを策定することを提案し、アプリケーション設計におけるチェック項目を約200項目定めました。
また、実際に有効なチェックを実施するためにはユーザビリティの基本的な知識が必要となるため、品質管理部門のリーダー達に対し、インターフェースデザインについての原則や考え方を解説するレクチャーと、ガイドラインに基づいて実際にチェックを行う方法についてのレクチャーを行いました。
ガイドラインの策定自体もユーザー中心設計の考え方に基づいたプロセスで実施し、実際の製品に対して試用と評価を反復的に繰り返しながらガイドラインをブラッシュアップしました。