ウィザード(Wizard)
一定の順序に従って、あらかじめ決められた順序で一連の画面を提示し、作業を進行させる。
理由:必要な意思決定を段階的に行わせて、複雑な手続きを滞りなく済ませるため。
ウィザード
効能
- システムを使い慣れていなくても、手順に従って難しい設定や操作をこなせる。
- 作業が細かく分割され、かつシーケンシャルに進むので、バリデーションを効果的に行える。結果的にユーザーは、やり直しが少なくて済む。
用法
- ユーザーの操作をステップバイステップで導く。
- 難しい作業や実施頻度が低くて間違いやすい作業は、説明を読みながら手順に沿ってできるようにする。
- 作業の全体的な概要としてのステップ表示と、現在位置のしるしを付ける。
- できる限り最短で作業を終えられるようにする。
- 作業方法をユーザー自身が変更する余地は残さない。分岐はつくってもよい。
- 脱出口によって、途中で順次操作から離脱できるようにする。離脱の際には作業を中止してよいかを確認する。
- セキュリティや作業の成功率に影響があると考えられる場合は、手続きの実行中に他のことを実行できないよう、モーダルインタラクションとする。
注意書き
- 入力項目が多く、なおかつ手続きの意味(作業と結果の因果関係)が分かりにくいと、かえって作業完了までのストレスが高まる。
- ユーザーが自分で操作手順を工夫することができないため、学習による効率化は期待できない。