Amazon Hacks
– 世界最大のショッピングサイト完全活用テクニック100選 –
ポール・ボシュ (著), 篠原 稔和 (監訳), ウェブ・ユーザビリティ研究会 (翻訳)
オライリー・ジャパン ; 2004年4月24日 ; ISBN: 4-87311-181-1 ; 3,045円 (税込) ; 316ページ
複雑な Web アプリケーションの集合体、Amazon の構造を解き明かす
面白く、使いやすいと評判の世界最大のショッピングサイト、Amazon.com。このサイトの構造を100のトピックで解き明かしながら、ユーザビリティの本質を探っています。自分専用のカスタマイズ法や、Amazon の技術を利用したサイト構築法を中心に解説しています。
本書の特長
"(…アマゾンが)注目され、成功を収めてきた理由は、常に顧客の要求するものに対し、ウェブサイトを通じて購入・活用できる各種サービスを提供するといった「顧客を中心に据えたビジネス戦略を推進してきたことにある」といっても過言ではありません。(中略)そのような中で、本書は一見アマゾンの技術的な要素に関する一専門書のような体裁を装っています。しかし本書の真の価値は、アマゾンのビジネスを支える骨格を技術の領域から網羅的に解説した、いわばサービス構造の本質を解明するものとして捉えられる点にあるともいえます。"
(監訳者まえがきより)
主な内容
- 1章 閲覧と検索
Amazon の検索機能で重要な役割を担う「ASIN(Amazon Standard Item Number)」の解説を中心に、検索結果のチューニング方法や、検索機能をブラウザーに組み込む手法などを紹介。 - 2章 情報の制御
Amazon が最適なコンテンツを提供するための手掛かりとして収集しているユーザーの情報を解説。それらを制御し、調整するための手法も紹介。 - 3章 コミュニティへの参加
Web 界でも最大級のコミュニティを作り上げた Amazon。コミュニティ機能を効果的に活用し、リモートサイトに統合したり、複数の情報を組み合わせる方法を解説。 - 4章 Amazon を通じた販売
Amazon が開放している決済、在庫管理、マーケティングなどのインフラストラクチャを利用する方法を解説。 - 5章 アソシエイト・プログラム
既存のサイトを Amazon に統合し、紹介料を獲得するための手法を紹介。 - 6章 Amazon Web サービス
「コマースプラットフォーム」から「情報技術プラットフォーム」へと存在意義を拡大していく Amazon。公開されている API を活用し、高度なアプリケーションとして統合させる手法を解説。