サンクス画面

取引処理(Transactor)を実行した後に、お礼のメッセージを表示する。必要に応じて、実行した取り引き内容を表示する。
理由:取引処理を受け付けたことを明示すると同時に、そこが一連の作業の終了地点であることを知らせ、次の作業への移行を促すため。

図例
サンクス画面

効能

  • 取り引きのための手続きが適切に終了したことが伝わり、ユーザーを安心させられる。
  • 実行した取り引き内容を表示すれば、ユーザーがそれを確認して、もし意図しない内容であった場合に何らかの是正処置をとれる。
  • 他の作業への誘導を行うことで、ユーザーが次のとるべき行動を提案できる。

用法

  • ウィザード(Wizard)において、取り引き実行のためのサブミット後に、(バリデーションを通過したなら)最終画面としてサンクス画面を提示する。
  • サンクス画面には、取り引きに対するお礼のメッセージと、実行した取り引き内容、次の作業に移るためのナビゲーションを提示する。

注意書き

  • RM-E 展開における編集結果の保存時のように、一覧画面を起点としてユーザーが連続して同種の編集作業を行うことが予想される時は、サブミット(保存ボタンの押下など)の後に、サンクス画面を見せるのではなく、すぐに一覧操作(Manipulator)に戻るようにする。その際、サブミットの結果が一覧内容の変化として明確に分かるのであれば、特にメッセージは不要。サブミットが成功したことを明示したい場合は、一覧のそばに「○○は正常に送信されました」といったメッセージを表示する。
  • 取り引き後に誘導すべき画面が存在しない場合は、サブミット後にサンクス画面を表示するのではなく、同じ画面内で「○○は正常に送信されました」といったメッセージを表示する。ポップアップ画面(ダイアログ)でメッセージを提示してもよいが、ボタンを押さなければそのダイアログを閉じられないとすると、ユーザーの手間になる恐れがあるので注意が必要。
  • サンクス画面の前に、取り引き内容を確認するための画面を提示してもよい。ただし可逆的な取り引き(後で変更可能な情報の入力)の場合は、確認画面をなくして、サンクス画面の中にサブミットした内容を示せばよい。それが正しい内容だった場合に、ユーザーのクリック操作が削減されたことになるため。