リース業向け業務プロセス管理ツールのインターフェースデザイン
- エンタープライズ
2021-2022年
リース業の業務プロセスの可視化、評価、改善を目的とした、業務プロセス管理ツールのインターフェースデザインを行いました。
チャレンジ
業務プロセス管理(BPM)ツールの第一の目的は業務プロセスの監視・可視化・分析であり、その恩恵は主に経営層にもたらされます。このプロジェクトでは、ツールの導入によって経営層だけでなく実務者に対しても直接的な恩恵があるよう、タスク管理機能やワークフロー機能の操作性を重視してデザインを行いました。
デザインの検討に際しては、リース業の業務プロセスに精通したクライアントのプロジェクトチームと活発にディスカッションを行い、プロトタイピングとその評価を繰り返しながら、インターフェース上で提供すべき機能や情報とその表現、操作手順などを精査していきました。プロジェクト開始時点でクライアントが策定していた仕様を根本から見直すようなシーンもあり、丹念なデザイン検討がツールの合理性を高めることに貢献しました。
また、このプロジェクトではローコード開発を採用することとそのプラットフォームが要件として定められていました。実装段階での手戻りを避けるため、ローコードプラットフォームが備えているUIコンポーネントを意識して設計を行いました。コンポーネントのカスタマイズが必要となりそうな箇所については適宜クライアントに試作をお願いし、実現可能性を確かめながら進めました。