「ソシオメディア・セミナー アクセシビリティ Vol.1 『企業ウェブ担当者のためのウェブ・アクセシビリティ入門』」
このセミナーは終了いたしました。
概要
インターネットの利用者が年々増加する中で、一人でも多くのユーザーがウェブサイトを利用できるように「アクセシビリティ」を確保する重要性が増してきています。今年の夏か秋頃にはガイドラインが JIS 規格化される見通しでもあります。しかし、実際の制作現場では「何をどうすればよいのかわからない」、「わかっているが手間がかかる」といったことからなかなか対処できていなかったり、制作会社に発注している場合は、制作会社まかせになってしまっているのが現状です。
このセミナーでは、企業のウェブサイト担当者として今知っておくべきポイントについて、「なぜ必要なのか」ということから「どのように対処すべきなのか」までを解説します。いわゆる講義のみではなく支援技術の疑似体験やケーススタディ、ツールのデモなどを通じて、企業のウェブサイトに求められる「アクセシビリティ」について必要な基礎知識が学べるとともに、現場で実践できるヒントを得ることが出来ます。
- 「ウェブ・アクセシビリティ概論 ~なぜアクセシビリティが必要なのか?」
- アクセシビリティとは?
- ユニバーサルデザインとバリアフリー
- 配慮すべきユーザーと考慮すべきポイント(障害者、高齢者、など)
- 視覚障害ユーザーのケーススタディ(音声ブラウザ体験)
- 諸外国での法制化
- 日本国内の最新動向
- 「アクセシビリティ・ガイドライン解説 ~注意点は何か?」
- W3C/WAI「ウェブ・コンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン」
- 米国リハビリテーション法508条
- 日本政府のガイドライン
- 国内企業のガイドライン
- ケーススタディ (間違いだらけの画像の ALT 属性、アクセシブルなテーブル、色を使った表現)
- 「アクセシブルなウェブコンテンツ制作のマネジメント ~どのように対処すべきなのか?」
- 企業ウェブサイトに求められるもの
- アクセシブルなウェブコンテンツ制作のワークフロー
- 社内制作スタッフ・制作会社のマネジメント
- 制作現場で活用できるツール「LIFT for Macromedia Dreamweaver」
これまでの受講者のコメント
- 今後高齢者が増えていくので、今から研究していく必要を感じました。(2002年9月13日東京)
- アクセシビリティ・ガイドラインに関する米国・日本における現状及び WCAG、508条の資料等が非常に参考になりました。(2002年9月13日東京)
- 音声ブラウザを実際に使用したらどのように聞こえるか分かりました。(2002年9月20日大阪)
- アクセシビリティを意識してサイトを構築していく重要さを感じた。(2002年9月20日大阪)
- 音声読み上げのチェック等日々様々な点を考えて作成していこうと努力していますがいろいろな点を再確認できて参考になりました。(2002年9月20日大阪)
- 配慮すべきポイント、考慮すべきポイントが明確になりました。(2002年9月26日東京)
- アクセシビリティ関連情報の概要がひととおりコンパクトにまとめられていた。(2002年9月26日東京)
講師
植木 真 (ソシオメディア株式会社 プロダクトマネージャー)
プロフィール:キノトロープ、ケアネットを経て、ソシオメディア株式会社に参画。ウェブ制作会社でのディレクターと一般企業でのウェブサイト制作・運営部門の執行役員という"作る側"と"作ってもらう側・運営する側"との両方の立場での経験をベースに、現在は主に"ウェブ・アクセシビリティ"を担当。「LIFT for Macromedia Dreamweaver」日本語版の開発や新刊書籍『ウェブ・アクセシビリティ』(アスキー刊)の監訳に携わる。
受講対象
- 企業および行政・教育機関のウェブサイト担当者(ウェブマスター、運営・管理責任者)
- 企業および行政・教育機関のウェブ制作・運営部門リーダー(プロデューサー、ディレクター)
- 企業および行政・教育機関のウェブサイトのガイドライン担当者
- 企業および行政・教育機関のウェブ制作部門スタッフ(デザイナー、HTML コーディング担当)
開催日時
- 2002年10月29日(火) 14:00~17:00(13:30受付開始)
会場
「TEPIA」 地下会議室 B-12
東京都港区北青山2-8-44(地下鉄銀座線「外苑前」駅3番出口から徒歩4分 )
受講料
お一人様:15,000円(消費税別) *ご請求書到着後、弊社指定銀行口座にご入金願います。
定員
30名様(先着順) *定員に達し次第、締め切らせていただきます。