87. ユーザーの道具にする

It Should Belong To The User, Not The Provider

システムは提供者の物ではなくユーザーの物として作る。提供者の要求を押し付けるための道具ではなく、ユーザーが自分の行為を強化するための道具と位置づける。システムは、ユーザーに何かをさせる物ではなく、ユーザーが何かをする物と考える。例えばECサイトであれば、売るための仕組みではなく買うための仕組みとして設計する。

アカウント登録画面のイメージ

提供者がそのサービスを提供者自身の物と捉えている場合、新製品の広告などをユーザーに送ることは自然な営業活動だと思える。しかしユーザーの物と考えた場合、不要である可能性が高いそれらのオプションがデフォルトでオンになっていることは不自然だとわかる。