46. 入力欄を構造化する
Structure Input Controls
入力すべき値の書式に合わせて入力欄を分割または制限コントロール化する。それにより、ユーザーに入力内容を示唆し、入力操作を効率化し、エラーを減らす。ただし単純なテキストボックスに比べて操作効率が下がる場合もあるので、入力する情報の性質や利用シーンを考慮する。
単純なテキストボックス:
入力時の認知負荷が高くミスも起きやすい。ただし、キーボード操作に習熟したオペレータが連続して入力する場合や、コピー&ペーストをしやすくする場合には有効。
入力時の認知負荷が高くミスも起きやすい。ただし、キーボード操作に習熟したオペレータが連続して入力する場合や、コピー&ペーストをしやすくする場合には有効。
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分割したテキストボックス:
キーボード操作が必要だが、単純なテキストボックスに比べれば入力書式が示唆されており認知負荷は低い。
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制限コントロール:
キーボード操作が不要で、ユーザーは選択肢から値を選べばよい。有効な値のみを入力させることができる。ただし選択肢が多い場合はかえって入力しにくくなる。
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専用ピッカー:
選択肢を視覚的にわかりやすく提示したり、ピッカー内で選択肢のフィルタリングを行うなど、入力される情報の性質に合わせた操作性を実現できる。ただし、例えばカレンダー式の日付ピッカーの場合、生年月日やクレジットカード有効期限など現在から離れた日付を指定する場合には意味がない。利用コンテクストを考慮してデザインする必要がある。
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