サービス横断的なインターフェースのデザインガイドライン作成

  • 建設・エネルギー
2015-2017年

クライアント社内で開発される数多くの BtoB プロダクトおよびサービスについて、統一的なインターフェース作成を促進するのために、実プロダクト/サービスのインターフェースデザインをパイロットケースとしながら、総合的なデザインガイドラインを作成しました。

チャレンジ

クライアント社内で開発される多数のウェブアプリケーション、デスクトップアプリケーション、モバイルアプリケーション、組み込みアプリケーションなどのインターフェースデザインに一貫性がなく、操作性や美観に差があるという問題を解決するため、サービス横断的に適用できる総合的なデザインガイドラインを作成しました。

インターフェースに求められる利用時品質はそのサービスの利用環境によって特性が異なるため、まず事業内で開発される代表的なプロダクトの性質を分析し、カテゴリー化しました。そして分類ごとのガイドラインと、それらの上位に位置付けられる全体共通ガイドラインの階層的構成をとることで、現場の開発者が必要な事項を効率的に参照できるよう、ドキュメント構成の方針を定めました。

ガイドラインの元となる各種ルールを検討/定義するため、複数の既存アプリケーションの改変タイミングに合わせてインターフェースをリデザインしていきました。それらからサービス横断的に一貫させるべき要素を抽出し、デザインシステムとして整理しながら、ガイドラインを編纂していきました。

また、デザインガイドラインが形骸化しないよう、事業内で日々進行する複数の開発サイクルと連動させながらガイドラインの適用と更新を繰り返す「存続可能モデル」を提案し、運用方針の中に取り入れました。

アプローチ