ディフェンシブ・ウェブデザインの技術
-「うまくいかないとき」に備えたデザイン、「上手に」間違えるためのデザイン –
37signals (著), 吉川典秀 (翻訳), ソシオメディア株式会社 (監修)
毎日コミュニケーションズ ; 2005年4月25日 ; ISBN: 4-8399-1606-3 ; 2,520円 (税込) ; 239ページ
40のガイドラインによって「ディフェンシブ・デザイン」を解説
ウェブサイトでのエラーを防止し、トラブルが起きたときには適切な手助けを行える「ディフェンシブ・デザイン(防御的デザイン)」。その手法をまとめた40項目のガイドラインでは、実在するサイトを題材とした実装方法が解説されているため、自分のサイトに素早く応用することができます。巻末に掲載された評価テストを合わせて行うことで、重点的に改善すべきポイントを明確にすることもできます。
ウェブデザイナーや開発者はもちろん、プロジェクトマネージャーや企業の経営層など、ユーザーエクスペリエンスの向上を望むあらゆる人にとって活用できる実践書です。
本書の特長
"素直に認めようではないか、オンラインではものごとはうまくいかなくなるものだと。あなたがどれだけ注意深くサイトをデザインしようと、どれほど十分にテストしようと、訪問者はかならず問題にぶちあたるものなのだ。このような避けがたい事故に対しては、サイトの方で防御的なデザイン(ディフェンシブ・デザイン)を用いて備えておく必要がある。本書はその方法を説明するものである。
防御的なデザインを促進すれば、オンラインビジネスを営む者は、お客が災難から立ち直るのを支援することが可能になり、それにより、購買率(conversion)の向上とお客の信頼の確保が可能になるのだ。"
(本文より)
主な内容
- Chapter1 ディフェンシブ・デザインとはなにか
– 上手に間違えること - Chapter2 問題を提示する
– 一目でわかるエラーメッセージと警告を表示する - Chapter3 言葉づかいが重要
– 情報を明快に伝えよう - Chapter4 銃弾にも耐えられるフォーム
– 親切で入力しやすいフォームにする - Chapter5 行方不明
– ページ、画像、プラグインが見つからない場合の対策 - Chapter6 救いの手を差し出す
– 実際に役に立つヘルプを提供する - Chapter7 道をあける
– お客との取引に邪魔になるものを排除する(不要な広告、登録、ナビゲーションなど) - Chapter8 検索と救済
– 優秀なサーチエンジンの支援を得て正しい検索結果を提出する - Chapter9 在庫切れや購入不可の商品
– 購入不可の商品が、道の行き止まりにならないように気をつけよう - Chapter10 コンティンジェンシーデザインのテスト
– あなたのサイトの点数は - 結論 コンティンジェンシー・デザイン
– それは、長期的な取り組み