変換・定型処理(Processor)
ユーザーが意識するレベルで、データ変換や定型処理(関数の利用)を明示的に行う。
理由:ユーザーからは内部的な処理を隠して処理と結果の関係だけを見せることで、単純な操作で複雑な処理を行えるようにするため。
一括して実行される定型処理
効能
- 通常はボタン1つなどの簡単な操作で処理を終えることができる。
- エラーが起きた場合でも、それを知り、どうすべきかの判断を下すことができる。
- 自身が作業を行わずとも、自動的に作業が終わる。システムからの報告を読むだけで済む。
用法
- 情報処理のアルゴリズムを隠した状態のまま、処理と結果の関係だけを見せる。
- 文字列の置換、ファイルの圧縮と解凍、データのシンクロ、バッチ処理などを実行する。
- 処理が正常に終了したのか、エラーなどのために完了していないのかを通知する。
- 処理が終了するまでの時間と、現在の処理内容をプログレス表示する。
- 脱出口により、途中で処理をキャンセルできるようにする。
- 途中でキャンセルした処理を、次回起動時に続行するかを選択できるようにする。
注意書き
- ユーザーが意図しない箇所まで、自動的に処理されてしまう恐れがある。特に文字列の変換では、完全一致としたうえで、変換件数を示し、変換箇所を後から辿ることができるようにするなど、修正を容易にする必要がある。