情報デザイン原論
-「ものごと」を形にするテンプレート –
ロバート・ヤコブソン (編集), 篠原 稔和 (監訳), 食野 雅子 (翻訳)
東京電機大学出版局 ; 2004年1月25日 ; ISBN: 978-4-501-53660-2 ; 3,990円 (税込); 297ページ
情報デザインの理論から実践方法までを網羅した原典
(情報デザインシリーズ)情報デザインの教科書。理論的な裏付けから、実践的なアプローチ、スキルに至るまで、十数名の専門家による解説をまとめた内容で、情報デザインを多角的な視点で理解するための原典であると言えます。
本書の特長
”情報デザインがこれまでの私たちにとってどのような形で私たちのニーズに応え、そしてこれからの諸活動に影響を及ぼすかについて、本書では大きく三つの観点から私たちに解説と解明を試みてくれます。
- まずは第I部による理論的な裏付けからのアプローチ。
- そして、第II部のさまざまなプロジェクトを通しての実践のアプローチ。
- 最後に情報デザインを構成するスキル面からのアプローチです。
特に、情報デザインが何であるのかについてまとめられたものとして、本書の第一部の各論がさまざまな解釈における原典とされることからも、重要な示唆を与えてくれるに違いありません。”
(監訳者あとがきより)
主な内容
- 第1章 序論―情報デザインはなぜ重要か
- 第I部 情報デザインの理論的裏づけ
- 第2章 新しい職種―情報デザイン
- 第3章 混沌、秩序、センスメーキング―情報デザイン論の試み
- 第4章 人間中心のデザイン
- 第5章 情報デザイン―新たな専門分野の誕生(古い概念のめかし直しにすぎないのか)
- 第II部 情報デザインの実践編
- 第6章 一人ひとり違う知覚
- 第7章 博物館その他の公共的空間の情報デザイン
- 第8章 思考・プランニング・問題解決のための視覚化
- 第9章 立体的ビジュアルデザイン
- 第10章 協働的情報デザインの実践――シアトルの「モダン・オデュッセイア」プロジェクト
- 第III部 情報デザインの技術編
- 第11章 情報インタラクションデザイン
- 第12章 相互作用性と意味
- 第13章 構造的あいまいさ―インタラクティブ芸術の出現
- 第14章 0と1の彫刻
- 第15章 サイバースペースの発展について思う
- エピローグ 情報の提示 ジェフ・ラスキン