ペルソナ
persona
ターゲットとなるユーザーの姿を具体的に描いて作成された仮想の人物像。システムの設計や評価に利用する。
事前の市場調査などによって分類されたユーザーセグメントごとに人格を与え、履歴書のようなドキュメントにまとめる。名前、性別、年齢、写真、職能といったプロフィールを詳細化し、「実在しそうな」人物像を形成していく。
ペルソナの存在意義は、プロジェクトのメンバーが自分たちが構築するシステムの利用者を具体的にイメージできるようにすることである。システムの開発者は、実際の利用者と直接コミュニケーションをとる機会がほとんどないため、利用者中心の意識を維持しつづけるのが難しい。しかしペルソナがあれば、開発者は常に「その製品を利用する人」を念頭に設計を行うことができ、またその利用イメージをプロジェクト内で広く共有することができる。