シーケンシャルフィルタリング
リスト内の項目を、連続性のある値をフィルタリング条件として次々と表示を切り替えられるようにする。
理由:時間、空間、その他の連続量として表せる値を条件に、その一部範囲に該当する項目を前後に参照できるようにするため。
シーケンシャルフィルタリング
効能
- ID番号や日付など、重要な属性が連続的な値で表せる時、ある範囲に該当するものを抽出できる。
- 一度の検索クエリーで得た結果だけでなく、フィルタリングの条件値を順々に増減させながら結果を見ることができる。
用法
- データ表示用のリストの左上に、現在のフィルタリング条件をラベル出力し、その左右に、連続した値を増減させるためのボタンを配置する。
- ボタンのラベルには「<」と「>」など、記号として分かりやすいものを使用する。
- ボタン押下と同時に、リスト内のデータ表示を更新する。
- 「<」や「>」といった前後移動のボタンは、押しても意味がない状態ではディスエーブルとする。
- 例えば「2005年」→「2006年」→「2007年」と切り替えられる条件値があり、「2006年」の時には該当するデータがない場合でも、「2005年」→「2007年」とスキップさせない。ユーザーが現在の値を誤解する恐れがあるので。
- フィルタリング条件のデフォルト値は、最も多くのユーザーが最初に見たいと考える値、もしくは、連続量の中の最小値とする。
- ラベルとしてフィルタリング条件の値を示す必要がなければ、単純に「6/24」といったページ番号を表示してもよい。その場合は、ページングという位置づけになる。
ページング表現を用いたシーケンシャルフィルタリング
注意書き
- シーケンシャルに前後できるリストが6つ以下など少ない場合は、単数選択フィルタリングを用いる。
発話例
- 「この画面では、年度ごとの契約一覧を次々と見られるように、シーケンシャルフィルタリングを使いましょう。